愛媛県内の伝統工芸で市場価値が高い作品を発掘する「21世紀えひめの伝統工芸大賞」の今年度の受賞作品が決まり、県庁で表彰式が行われました。

「21世紀えひめの伝統工芸大賞」は、県や関係団体でつくる実行委員会が毎年開催していて、22日の表彰式には今年度入賞した12作品の制作者が出席しました。

このうち大賞には瑠璃金彩鉢「モーゼ」が選ばれ、制作したヨシュア工房の竹西予州さんに濱里要副知事から賞状が贈られました。

ヨシュア工房 竹西予州さん
「手作りのぬくもりであるとか、格調、他に真似のできない素材感そういうものを大切にしながら、これからもものづくりにしっかりと励んでいきたいと思う」

瑠璃金彩鉢「モーゼ」は、砥部焼で制作されていて、その技術やコンセプトの独自性などが高く評価されました。

今回の審査では、菊間瓦の制作技術を用いた鬼瓦七輪と瓦鍋敷が優秀賞に選ばれたほか、熟練の職人によって丁寧に織られた美しい風合いのタオルなども入賞しています。

これらの作品は、来月17日から東京都内で展示されます。