東京商工リサーチ松山支店によりますと、愛媛県松山市の自動車運送業「愛媛ロジスティクスシステム」が松山地裁から破産開始の決定を受けたということです。

2002年設立の愛媛ロジスティクスシステムは、徐々に固定した荷主を構築していき、2017年11月期には売り上げ7億円を突破していました。

しかし、荷主の減少により売り上げは徐々に落ち込んでいき、2021年11月期より年商は5億円台で推移し、利幅が薄く赤字計上が続き多額の累積赤字を抱えていました。

こうした中、2024年6月には乗務員等の健康状態の把握が確実になされていなかったことや、運転者等に対する点呼の実施結果の記録内容が不適切であったことなど、7件の違反行為を公安委員会から通報され、四国運輸局から60日間の車両停止処分を受けていたということです。

このような影響もあり資金繰りは限界に達し、12月3日に事業を停止していました。

負債総額は約3億4000万円です。