愛媛県西条市沖の燧灘で、特産の養殖ノリの収穫作業が始まりました。
西条市沖の燧灘では19軒の業者がノリ養殖を行っていて、沖合いおよそ3キロの海面にノリ養殖の網がずらりと並んでいます。
杉本真吾さんと千晶さんの夫婦は、養殖したノリの収穫作業を始めていて、網に張り付き20センチほどに伸びたノリを次々と船に巻き上げ刈り取っていきます。
西条市沖のノリ養殖はここ数年、不作が続いていて、今年は海水温が高い状態が続いたため、収穫の時期が例年より2週間ほど遅くなりました。
杉本さんによりますと、今は水温が下がり安定していて、ノリの出来はまずまずだということです。
杉本さん
「今のところは海の栄養は無いんですけど、まだ色があるんで、今のとこは良いです。この寒さが良いのかなというとこなんですけど、ちょっと分かりかねます」
収穫は3月中旬まで続き、杉本さんの養殖場からは、例年並みのおよそ7トンの出荷を見込んでいるということです。