ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の四国地区代表理事を務める愛媛県松山市の松浦秀人さんが13日、報告会を開き、核兵器の禁止に向けた思いを語りました。
松浦秀人さん
「原爆被害、放射線被害は、時間と空間を超えて人びとを苦しめ続けるものだと私は思っている」
日本被団協の四国地区代表理事、松浦秀人さんの報告会には、およそ250人が参加しました。
松浦さんは、広島への原爆投下によって母親のお腹の中で被爆した胎内被爆者で、先月、ノルウェーのオスロで行われたノーベル平和賞の授賞式に出席しました。
報告会では、授賞式の様子やオスロ大学で放射線被害の恐ろしさについて伝えたことを説明しました。
松浦秀人さん
「学生の皆さんはノルウェー政府に、私どもは日本政府に核兵器禁止条約に参加していくように働きかけを強めましょうと」
松浦さんは、核兵器禁止条約に消極的な日本政府に対しオブザーバー参加を働きかけたいと訴えていました。