松山市は22日、臨時会見を開き、大街道商店街で計画されているワイン醸造所への補助金などを盛り込んだ12月補正予算案を発表しました。
松山市によりますと、12月補正予算案は、防災・減災対策や地域経済の活性化などを進めるためのもので、一般会計の総額で38億1千万円あまりとなっています。
このうち現在、空き店舗率が2割程となっている中央商店街の活性化へ、来年春のオープンを予定している、ワイン醸造所を整備するための補助金として5千万円を計上しています。
また、今年7月に発生した城山の土砂災害の復旧工事費、1億8千万円あまりも盛り込んでいます。
また、これについては、来月上旬にも県が実施する復旧工事の地元説明会に、松山市側も同席を検討しているということです。
ただ、地元が何度も要求している市長出席による住民説明会は「現時点で開く予定はない」と、従来の方針を繰り返しました。
松山市・野志克仁市長
「これまでも申し上げた通り、説明会については災害の原因が特定されておらず具体的なお話ができないため、技術検討委員会の結果を受けて市として判断できるようになってから説明の機会を設けたい」
これら補正予算案などを審議する、松山市の12月議会は今月29日から始まる予定です。