岩手を代表する新たな特産品の発掘を目指して、県内各地の食品や工芸品を集めたコンテストの審査会が15日、盛岡市で開かれました。

15日に審査会が開かれた「IWATE FOOD&CRAFT AWARD」は、県と市町村などでつくる実行委員会が毎年開いているもので、今年は県内各地の企業から食品と工芸品あわせて58点が出品されました。
行われたのは二次審査に進んだ28点の審査です。
審査されるのは品質の高さに加え真新しさや流通のしやすさ。岩手を代表する特産品として全国でヒットする可能性があるかどうかが最も重要なポイントです。

「いわて短角牛」のジャーキーは野田塩の塩こうじに漬け込み久慈産の昆布で締めたことによる柔らかさと旨味が特徴です。
審査会では、出品者が販売戦略についてもアピールしていました。

「岩手の特産品コンクール」として1973年に始まったこのコンテストは、今年で51回目を迎えますが出品される商品の数は年々減少しています。
県は今回からグランプリに輝いた企業に県外での展示会への出品にかかる経費を補助する特典を付け、販路拡大を後押しすることにしています。
審査結果は12月8日に発表されます。