岩手と秋田の県境にまたがる八幡平アスピーテラインで5日、除雪作業が公開されました。県内各地で気温が上昇しましたが、雪の回廊にも影響がでているようです。
(リポート)
「今年の雪の壁、高さは最大で5.2メートルあります。ただ3月に気温が高くなったせいで去年に比べると2メートルあまり低くなっています」
 公開されたのは岩手県側の除雪作業です。ロータリ除雪車などの重機を使って道路の雪がかき出されていきました。
 3月11日に始まった作業は5日、八幡平の頂上に到達し、通行止めになっている緑が丘ゲートから八幡平頂上まで10キロあまりの区間がすべてつながりました。今後安全対策のガードレール設置や道路のアスファルト補修をして開通の準備が進められます。
 アスピーテラインといえば名物は雪の回廊です。最も高い壁は5.2メートルで去年と比べて2メートルほど低くなりました。
(県岩手土木センター 古舘衛 道路河川整備課長)
「3月に暖かくなり雪も少なかったということがあって例年より雪の壁の高さが低い」
 山頂付近にある鏡沼で雪解けとともに見られる「ドラゴンアイ」は早ければゴールデンウイークに出現し始めると予想されています。
(八幡平市観光協会 海藤美香 事務局次長)
「たくさんの問い合わせが来ているがたくさんの人に楽しんでもらうためにも節度とルールを守って入山し、たくさんの方に楽しんでもらいたい」
 八幡平アスピーテラインは4月15日午前10時、岩手県側と秋田県側が同時に開通する予定です。







