師走に入り岩手県内でも正月を迎える準備が進められています。
世界遺産の平泉町中尊寺では、縁起物の破魔矢を作る作業が大詰めを迎えています。中尊寺では1日に破魔矢作りが始まり、16日も寺の職員3人が作業に当たりました。
「破魔矢」は持てば魔よけになるとされる正月の縁起物で、作業ではおよそ70センチの木製の矢に鈴や、2026年の干支の午が描かれた絵馬などを丁寧に取り付けていました。破魔矢は大小合わせて1900本が用意されるということで、作業はあと数日で終わる見込みです。(職員は)
「みなさまの幸せを祈って作らせていただいております」
「2026年はいいニュースがたくさんあるように願いを込めて作りました」

中尊寺では正月三が日の参拝客を平年並みのおよそ10万人と見込んでいて、22日には文化財を収蔵する讃衡蔵のすす払い、28日には餅つきを行って正月を迎える準備を進めます。