岩手が誇るブランド米の一つ、奥州市の「江刺金札米」の新米の県外への出荷が10日始まりました。

奥州市江刺のJA江刺・中央低温倉庫で行われた新米の出発式では、関係者がテープカットで出荷の開始を祝いました。
江刺金札米は、奥州市江刺で栽培される「ひとめぼれ」のブランド米で、おいしさだけでなく安全安心にもこだわり農薬の使用量を抑えて生産されています。

毎年生産されるコメの9割ほどが県外に出荷されていて、10日はおよそ26トンが愛知県など中京方面に向けて出荷されました。
JA江刺によりますと、2025年は夏の高温と水不足で収穫量が2024年より1割ほど減ったものの、米の品質に問題はないということです。

(JA江刺 小川節男組合長)
「過酷な条件の中で生産者が丹精込めて今年も栽培しました。いい状態に仕上がっております」

出荷されたコメは、13日には名古屋市を中心としたスーパーなどの店頭に並ぶ予定です。