春のセンバツにつながる秋の高校野球東北大会は、9日から試合がスタートしました。岩手県勢は第2代表の一関学院と、第3代表の盛岡中央が初戦を迎えました。

一関学院は花巻球場で青森第1代表の八戸学院光星と対戦しました。
八戸学院光星の先発は身長187センチの大型右腕・北口。
長身から投げおろす力のあるストレートの前に、一関学院打線は攻撃の糸口をつかめません。
一関学院の先発左腕・高橋も、相手に的を絞らせない丁寧なピッチングで、4回までは両チームともに無得点の投手戦となります。
5回裏、好投していた一関学院の高橋ですが、1アウト満塁からセンター前へのタイムリーヒットを浴び、先制を許します。
2塁ランナーも一気にホームを狙いますが、ここはセンター畠山の好返球でタッチアウト。最少失点に抑えます。

しかし7回、一関学院の2番手石澤が、1アウト1・3塁とされ、3番手三浦にスイッチした代わりばなでした。
右中間スタンドへ痛恨のスリーランホームラン。
リードを広げられてしまいます。

追いかける一関学院は9回。
代打2人の連打とフォアボールで、この試合初めてのチャンスを作ります。
3番早坂の犠牲フライで1点を返しますが反撃もここまで。
5対1で八戸学院光星に敗れ、東北大会初戦突破はなりませんでした。

一方、きたぎんボールパークで行われた岩手第3代表の盛岡中央対青森第3代表の青森山田の試合は、6対4で盛岡中央が勝ちました。

10日は岩手第1代表の花巻東が山形第3代表の鶴岡東と、9日勝った盛岡中央が
福島第1代表の聖光学院と、盛岡市のきたぎんボールパークで対戦する予定です。