航空機事故に備えた対応です。
花巻空港で7日、着陸した旅客機が炎上したという想定で消火救難訓練が行われました。

この訓練は航空機の事故が発生した場合、迅速に消火や救助活動ができるように花巻空港事務所が毎年行っていて、空港関係者や消防など25の機関からおよそ100人が参加しました。
7日の訓練は着陸した航空機から煙が上がり、乗客が脱出する前にエンジンから出火したとの想定で行われました。

通報を受けた消防車や救急車が駆けつけて消火を行い、航空機に見立てたバスからけがをした乗客・乗員合わせて14人を救助しました。
(坂本美岬記者)
「現在行われているのは、けがの重傷度合いに応じて治療の優先度を決める訓練で、重傷の患者が、テントへと運ばれていきます」

訓練で実施されたトリアージでは、負傷の程度に分けられたけが人への対応や救急搬送の方法などを確認しました。

(花巻空港事務所 千葉信英所長)
「横の連携が非常に大事だなと感じた次第です。そういった意味で関係性を密にしながら対応していきたい」
参加者は今回の訓練の振り返りを行い、対応の改善につなげるとしています。