岩手県は2月に発生した大船渡市の大規模山林火災で焼けた被害木の利活用を促進するため、イベントでPR活動などに務めることにしています。

(知事会見)
「『いわて木づかいフェスタ』を盛岡の2会場で行います。大船渡市林野火災の復旧・復興に向けた被害木利用を促進する取り組みの紹介などを行います」

25日の定例会見で達増知事はこのように述べ、岩手県産の木材利用推進を目的に来月と11月に盛岡市で開催する「いわて木づかいフェスタ」で大船渡市の大規模山林火災の被害木利用に向けた機運醸成に務めることを明らかにしました。
被害木については、県の林業技術センターが7月に伐採して調査したところ焼損度は高くても炭化は樹皮にとどまっていて、強度が通常の木と比べても遜色がないことが分かりました。

今後、県は大船渡市が被害木の伐採について国の補助が受けられるようサポートするほか、伐採した木の買い取り先の確保に取り組みます。