岩手県西和賀町発祥の岩手を代表する民謡の一つ「沢内甚句(さわうちじんく)」の歌唱力を競う大会が23日、開かれています。

沢内甚句は藩政時代、西和賀町の沢内地区=旧沢内村で凶作の年に年貢米の代わりに村の美しい娘「およね」を藩に差し出したという悲しい伝説を歌い継ぐ民謡です。「沢内甚句全国大会」は今年で43回を数え、県内を中心に5歳から87歳までの合わせて60人がエントリーしました。出場者が日頃鍛えた自慢の歌声を響かせるたびに、会場からはあたたかな拍手が送られていました。大会の模様は10月6日の午後7時からIBCラジオで放送します。