盛岡市が2026年10月の導入を目指している宿泊税について協議する検討委員会が行われ、市長へ提出する報告書の最終案について審議しました。

2日で最終回となった検討委員会は有識者や観光事業者ら委員4人が出席し、宿泊税の導入へ向けてまとめた報告書の最終案について協議しました。
計画では市内での宿泊1泊につき一律200円を宿泊税として、ホテルや旅館などの事業者が徴収して市へ納付します。

報告書案では検討委員会での審議や市民からの意見などを踏まえて、税金の使い道について透明性を図ることや事業者の徴収事務で生じる経費の補助といった提言が盛り込まれました。

(三好純矢委員長 岩手県立大学准教授)
「いざ導入してみたらいろいろな問題が出てきたよということになりかねないので、そういった意味では提言も含めて提案できるのは非常に良かったのかなというふうに考えております」

報告書の最終案は、10月下旬に開かれる市の観光審議会で内舘茂市長に手渡されます。

市は12月に市議会に関係する条例案を提案して、2026年10月の宿泊税導入を目指しています。