8日北海道は、低気圧と上空の寒気の影響で、大雪となっていて、交通機関などに影響がでています。

 8日午前7時までの24時間に、胆振の豊浦町で78センチ、後志の蘭越町で70センチ、小樽市でも8日午前0時までの24時間で69センチと、いずれも統計開始以来最多の雪が降りました。

札幌市西区(8日午前9時ごろ)

 この影響で、午前2時過ぎ、黒松内町の国道37号線で17台の車が約1.5キロに渡って立ち往生しました。警察によりますと、その後、17台は動き出し、立ち往生は解消されたということです。

 北海道開発局によりますと、長万部町長万部と洞爺湖町清水の間、42.1キロの区間が除雪のため、午前5時から通行止めとなっています。解除の見通しは立っていません。

札幌市西区(8日午前9時ごろ)

 また小樽市稲穂1丁目の商店街では、道路に水があふれました。小樽市によりますと、雨水を流す管に雪が詰まり水があふれ出た可能性があるということです。

 JRは、函館線の長万部と小樽の間で、運転を見合わせています。JR北海道によりますと、小樽駅発着の札幌方面の列車は本数を減らしながら運転しています。

通行止めになっている国道37号線(8日午前10時ごろ 北海道豊浦町)

 高速道路は、札樽自動車道の小樽インターと札幌ジャンクションの間、道央道の札幌インターと札幌南インターの間などで吹雪のため通行止めになっています。

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