去年3月、旭川の公園で遺体で見つかった当時中学2年の廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんに対するいじめの問題を調査している旭川市教委の第三者委員会は、22日、今津市長が求めていた質問書に対し、遺族への追加聴取を行っていることなどを文書で回答しました。

今津市長は今月9日、廣瀬さんの遺族への追加聴取をするかどうかや、8月末の期限に最終報告提出が可能かなどを、質問書として市教委の第三者委員会に提出しました。

質問に対し、第三者委員会は、今月15日に遺族側に追加聴取を行っていることや、さらなる追加聴取の可能性があること、また、8月末までの最終報告書提出に向け作業を進めていることなどを回答しました。
これを受け、今津市長は第三者委員会に対し「遺族側からの意見書でも強い不満が改めて示された事実をしっかりと受け止め、最終報告に向けて誠実に対応して」ほしいとコメントしています。

第三者委員会が今年4月に公表した中間報告をめぐっては、遺族側から「調査が加害者や学校側に偏っている」と調査の不備を指摘する所見書が提出されているほか、学校内でのいじめが示唆されたアンケート調査の結果を反映されていなかったことについて、説明を求める意見書も提出されています。
6月22日(水)午後11時35分配信