北海道旭川市の公園で去年3月、遺体で見つかった当時中学2年の廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんに対するいじめの問題で、旭川市議会は、21日、廣瀬さんが在籍していた中学校の生徒の保護者への説明会を開くことを求める陳情案を、全会一致で採択しました。

 市議会で採択した陳情案は、旭川市内の男性が今年3月に提出したものです。
 廣瀬さんがいじめを受けていた中学1、2年当時に在籍していた中学校側のいじめへの対応や検証結果、再発防止策について、今の在校生の保護者への説明会を開催するよう求めています。
 この採択を受け、旭川市教委は8月末を予定している第三者委員会の最終報告がまとまった段階で、市民へ報告内容を公表するとともに、廣瀬さんが当時在籍していた中学校で保護者に対し、調査結果の概要や再発防止策などを説明する方針です。
 ただし、廣瀬さんと中学校で同学年だった生徒はすでに卒業していて、卒業生の保護者へ説明会を開くかどうかは未定ということです。


6月21日(火)午後4時43分配信