去年3月、旭川市の公園で凍死していた当時、中学2年生の廣瀬爽彩さんに対するいじめ問題で、廣瀬さんが教室でも無視をされたり仲間外れにされたりしていたことが、第三者委員会のアンケート調査でわかりました。
関係者によりますと、旭川市教育委員会の第三者委員会が去年11月、在籍していた小中学校の児童生徒を対象に行ったアンケート調査では、280人から回答を得ました。
その結果、廣瀬さんが学校内でも「クラスで無視、仲間外れにされている」「いじられている」などの回答があったということです。
第三者委員会は、4月に公表した中間報告ではこれに触れず、上級生の男女7人による性的行為や性的動画送信の要求、深夜の公園への呼び出し、菓子や飲料をおごらせるなど、学校外での内容についてのみ、いじめと認定していました。
遺族側は、アンケート結果を中間報告の判断に加えなかった第三者委員会に対し「あまりにも偏った認定である」と指摘。
21日午前、アンケート結果も調査に反映するよう求める意見書を、旭川市長と市教委、それに第三者委員会に提出しました。
<第三者委員会が中間報告で認定、いじめ6項目>
1.性的な話題をくり返す、体を触る
2.深夜や未明の公園などへの呼び出し
3.飲食代をおごらせる
4.性的な画像の送信の強要
5.性的な行為の強要
6.性的なからかい
※ 関与したのは、同じ中学と他の中学の上級生の男女7人
6月21日(火)午後0時02分配信