17日は中華圏の旧正月=春節、それに伴う大型連休も始まっています。中国政府が日本への渡航自粛を呼びかける中、道内の観光業には影響が出ているのでしょうか。

外国人が歓声を上げながら、スリリングに雪の上を滑るスノーチューブを楽しんでいます。
冬の間だけゴルフ場がその姿を変えて営業する「スノーランド美唄」です。
ラフティングやバギーなど10種類以上のアクティビティが人気です。

シンガポールから
「北海道の真っ白な雪がきれい」

札幌市やニセコ町など混雑する観光地を避けようとここ数年、雪を楽しみたいインバウンドが注目する観光地です。
昨シーズンは12月と1月の2か月間で約1万2500人が訪れ、そのうち95%が外国人観光客でした。
春節に伴う大型連休が先週から始まりましたが、今年の中国人観光客の状況を聞いてみました。

アルペン 小水隆史 支配人
「外国人全体は増えたがかなり中国人は少ない。レッドノート(=中国のSNS)での反応が弱く、OTA(オンライン旅行代理店)の予約も減った」
もともと割合として多くないとしながらも、23日までの春節の連休期間中に予約した中国人観光客は50人と2025年の14分の1に。

ただ、春節は中国に限らず東南アジアなどでも祝われるため、そうした地域を中心とした外国人観光客が2025年の約1.7倍に増加しました。
中国人観光客の減少は、さほど影響はないと話します。
アルペン 小水隆史 支配人
「他国の客を増やそうと、SNSなどで施策を打っている。中国からも来てくれると盛り上がる。早く来てほしい」
幅広く外国人観光客を取り込みたいという動きはほかにもあります。
札幌市や室蘭市、苫小牧市を中心に高速バスなどを運行する道南バスも、春節の観光需要を見込んで対策を行った会社の一つです。

広島のバス会社から期間限定で応援に来てもらった2人の運転手に路線バスを運行してもらい、そのあいた2人を札幌と登別温泉を結ぶ便など、増便させた観光路線に回しました。

道南バス苫小牧営業所 田鍋敬督 所長
「昨年度に比べ外国人観光客が少ない。これから(春節での)渡航に期待。利用者が増えてほしい」
外国人観光客の受け入れ支援などを行う札幌の会社は、ターゲットの”分散化”が重要だと分析します。

ライヴ環境計画 鈴木靖彦 常務取締役
「中国系客の取り込みが多いか、まんべんなくいろいろな国を受け入れているかで(影響が)変化している。(減った中国客を)補えれば、悲観的になる必要はない」
いつまで続くか分からない中国政府の渡航自粛要請。一方でそんな不安定な状況に対応する観光業の姿が見えてきました。







