1日、石原宏高環境大臣のもとを訪れた鈴木直道北海道知事。

直接出向いて訴えたのが、釧路湿原周辺で進むメガソーラー建設計画への国による対策強化です。

北海道 鈴木直道知事
「法整備をとにかく早くしていただきたい。またそれが時間がかかるのでガイドラインというか実効性のあるものを早く作っていただく」

石原宏高環境大臣
「地域と共生しない…景観とか災害のおそれのあるメガソーラーの開発は断固阻止していく」

大阪の「日本エコロジー」は現在、工事を中止している場所を除く釧路市昭和など、12か所で12月にもメガソーラー建設を着工する予定です。

そのうち7か所は絶滅危惧種「キタサンショウウオ」の生息域で、釧路市が11月、再調査を求めています。

その釧路市の鶴間市長は1日の定例会見で、不快感をあらわにしました。

釧路市 鶴間秀典市長
「事業者に対して助言指導を重ねて参りましたが、理解されることが無く工事に着手するというようなことは他に例を見ない事案であり、極めて残念であるとしか言いようがない。引き続き法令等に基づく適正な対応を求めていく」

日本エコロジー側は、これまで「事前調査は適切に行っている」として工事を進める意向を示しています。







