旭川の中学生、廣瀬爽彩さんに対するいじめの問題をめぐって、15日動きがありました。午後3時から旭川市教委の第三者委員会の中間報告がありました。そして午後5時からは旭川市の今津寛介市長の会見、午後6時からは、廣瀬爽彩さんの遺族側の会見ということで、市長の会見と遺族側の会見を続けてご覧ください
旭川市 今津寛介市長
「市長としてこの事実を重く受け止め、ご遺族並びに市民国民の皆様に心からお詫びを申し上げます。この問題は旭川市民にかかわらず
、全国的な社会問題になっておりまして、皆さんが注視をして、あるいは不安や不満を持って、この報道をご覧になっていたと思いますけれども、そのことを市長として重く受け止めおわびを申し上げたところでございます。6項目いじめとして認められたことは評価したいと思います。ただ報告書を見て感じることは淡々と事実が書かれていて、非常に感情がないというか、無機質な印象を率直に受けております。どういう気持ちになってラインを送ったのかとか、あるい画像を要求されたときの気持ちだとか、そういった気持ちが抜け落ちている。むしろ、いじめというよりも、人間の尊厳を大きく傷つける内容になっていると思います。調査開始から1年をめどとする6月末日までに最終報告をまとめていただきたいとお伝えしていたところではありますが、残念ながら現状ではそのことに対して回答を得ることができていません。私自身としては、調整役になるべきだという思いから、それぞれの意見をお聞きしておつなぎをしてきて、それ以降は少しづつ少しづつ障害を取り除きながら、信頼関係を築きながらここまで来ているというふうに思っている」
廣瀬爽彩さんの遺族側代理人 小林大晋弁護士
「中間報告の前に、3月末に遺族側に先に、どのような中間報告になるのか教えていただく機会があったんですけれども、今回公表されているものより広めのものを全て見せていただいた上でなんですが、大きな問題として納得いっていない部分が、遺族側の聴き取りが不十分だという点。そして2つ目に、遺族側が提供した資料を事実認定に反映していただけてない点。3番目に、そのため爽彩さんのほうから、何を見て何を聞いてどう感じたかの理解が事実経緯から不足していて、本来であれば、爽彩さんから直接遺族が家庭で聞いていたこと、本人がどう思ったか、遺族に聞き取りしていただいて反映しなければならないところがが欠けているんじゃないかという不満です。それは一方で、クラスメイトや教師、いじめた加害者の側からの聞き取りだけで事実認定した結果、文脈を欠いて不完全な内容に事実認定がされているような箇所が散見されたりする結果にもなっていると思います。ほかにも事実関係があいまいで不明確な部分が少なからず残っているとか、そういうところも不満があります。ほかにも不満がある点含めて、意見をこの後最終報告の前に第三者委員会に遺族側弁護団として、問題点を指摘する文書を出したいとは思っているんですけれども、それは今後のことということで考えています」
4月15日(金)今日ドキッ!6時台