前線を伴った低気圧が急速に発達しながら通過する影響で、1日の北海道内は大荒れの天気となっています。

発達中の低気圧の影響で、北海道内は大気の状態が非常に不安定となり、えりも岬では、午前9時すぎに観測史上最も強い最大瞬間風速49.1メートルを観測しました。

様似町では午前8時半ごろ、国道を走行中のトラックが強風にあおられて横転。
50代の男性運転手が病院に運ばれましたが、軽傷です。

また、苫小牧の国道36号では、午前10時半ごろ、強風で道路脇の木が倒れて片側2車線の道路をふさぎ、一時、通行止めとなりました。

石黒拓海 記者
「非常に強い風が吹いておりまして、雨も降っていますので、横なぐりの雨となっています」

低気圧が接近する影響で、JR北海道は特急列車22本を含む108本が運休しています。

北海道内では、今夜遅くにかけて風が非常に強くなり、予想される波の高さは、太平洋側とオホーツク海側で6メートルから7メートルとなりあすも海は大しけとなる見込みです。

気象台は引き続き、暴風や高波に警戒するよう呼びかけています。