29日午後、JR札幌駅の周辺です。すっかり見慣れた新幹線の工事現場ですがよく見るとホームを覆う骨格が姿を現わし始めました。
変化は、高架下でも。

高橋智也記者
「札幌駅高架下の跡地です。新たな商業施設が生まれますが、いったいどんなお店が入るのでしょうか」
29日、札幌でパセオ跡地の新たな商業施設についてテナントの募集説明会が開かれました。

午前、午後の2部制で参加企業は300社を数え、関心の高さがうかがえます。
国産野菜にこだわり東京などで店舗を展開するサラダボウル専門店の担当者です。

出店を希望する飲食店「WithGreen」 加柴のぞみさん
「(パセオ跡地は)地域の方からしても一等地だと思いますし、出張で来る人もかなり使っていた場所だと思うので、一番いい場所ではないかと思う」
札幌駅の一等地にあったパセオは2022年9月、新幹線工事のために閉店。

肝心の新幹線の延伸が大幅に遅れる中、JR北海道は、先行して新たな商業施設を2028年冬に開業予定で、広さは旧パセオと同等のおよそ1万6500平方メートル、店舗数は200に達する計画です。
ファッションに加え、「食」の分野に力を入れると言います。

札幌駅総合開発 掛村みどり店舗開発部長
「これまでにない新しいタイプの業種業態の皆様ですとか北海道初出店の新しい店ですとか様々。たくさんのバラエティー感に富んだ構成にしていきたいと思っております」

北海道の玄関口に、どれだけ賑わいをつくることができるのか。テナントの募集は2026年1月末まで行われ、2027年の春にはおおよその出店者が決まる見通しです。







