いわゆる「核のごみ」の最終処分場選定の概要調査の是非などが争点になった北海道寿都町長選挙は28日、移行に賛成する片岡春雄町長が7回目の当選を果たしました。

当選から一夜明けた片岡春雄町長は、職員らに出迎えられ寿都町役場に登庁しました。
選挙戦では、人口減少などで財源の確保が難しくなる中、国の政策に協力して交付金を得ることも必要と訴えた片岡町長が前町議の大串伸吾氏に大差をつけました。

町民
「やっぱり根強いんだね。片岡さんは。何年も町のために尽くしてくれたからね」「国からのお金70億とか言ってないでお客さんの来るマチにした方がいい」
概要調査に進むか否かを問う住民投票については、その前に、再度、町民に丁寧な説明をする必要があるとの考えを示しました。

寿都町 片岡春雄町長
「国からの申し出がまずは第一。高齢者の皆さんどれくらい理解が進んでいるか確かめながらもう1回説明会をしてから住民投票に臨んだ方が民主的な判断ができると思う」
概要調査への移行には知事の同意も必要ですが鈴木知事は、現時点では反対の意向を示しています。







