23日午前、北海道函館市で路面電車同士が衝突し、乗客の女性2人が軽いけがをした事故で、一方の運転士が、信号機と、電車の進行方向を示す分岐器の確認を怠って直進したことが原因とみられることがわかりました。

23日正午前、函館市末広町の函館市電「十字街」停留所の近くで、「湯の川」行きの電車と「谷地頭」行きの電車が、Y字路交差点のカーブをすれ違う際に衝突しました。
警察によりますと、「湯の川」行きの電車には15人、「谷地頭」行きの電車には6人の客が乗車していて、「谷地頭」行きに乗っていた70代と80代の女性2人が軽いけがをしました。

函館市によりますと、交差点を左折するはずの「谷地頭」行きの運転士が、信号機と、電車の進行方向を示す分岐器の確認を怠り直進したことが事故の原因とみられることが新たにわかりました。

北海道運輸局は来週にも、調査に入る見通しです。







