違法な開発が問題となっている北海道札幌市南区の「ノースサファリサッポロ」。ついに刑事事件に発展しました。
井元小雪記者
「何かを運んでいるのでしょうか。大型のトラックが園から出ていきました」

9月末に閉園した札幌市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」。
23日に引き続き、24日朝も道警の捜査員らが、都市計画法違反や動物愛護法違反などの疑いで家宅捜索に入りました。

ノースサファリサッポロは、「日本一危険な動物園」の触れ込みで、2005年にオープン。

原則、開発ができない市街化調整区域に無許可で施設を建設し、札幌市が行政指導を繰り返してきましたが、20年にわたり営業を続け、9月末で閉園しました。

しかし、園内にはまだ300以上の動物が残されていて、市は運営会社に対し、10月末までに動物の移動に関する計画書を提出するよう求めています。

札幌市開発指導課 坪田修一課長
「今後の除却の進捗を加速させるためにも、12月26日までの期限を設定した」

さらに市は、園内の違法建築物122棟を12月26日までにすべて撤去するよう勧告。従わない場合は、建物の取り壊しを命じる「除却命令」を出す方針を示していました。

そんな中…。







