北海道利尻島の海岸で、11日午後、木造船が漂着しているのが見つかりました。ハングルのような文字が書かれているものの、かすれて読み取ることは難しく、どこの国の船なのかは分かっていません。
国籍不明の木造船が漂着していたのは、利尻島利尻町仙法志付近の海岸の岩場で、11日午後3時ごろ、地元の漁協関係者とみられる人から警察に通報がありました。
稚内海上保安部によりますと、木造船は長さ約5メートル、幅約1.3メートルで、船首の部分に赤いハングルのような文字が書かれているものの、かすれていて読み取るのは難しいということです。
船外機やオールはなく、人がいた形跡や遺留物などもありません。
また、貝類や海藻類が多く付着していることから、長期間にわたって漂流していたとみられていて、現在は、岩場に完全に乗り上がった状態だということです。
木造船は今後、自治体側に引き渡され、処分される見通しです。