新型コロナ対策の1000万円の融資を金融機関からだまし取ろうとして5人が逮捕された事件で、手口を指南していたのは75歳の男であることがわかりました。
札幌市の会社役員・花岡寛昭容疑者(75)は2020年4月、札幌市で飲食店などを経営する武藤健太郎容疑者(41)ら4人と共謀し、日本政策金融公庫に新型コロナ対策の1000万円の融資を申し込む際、偽造した確定申告書などを提出し店の売上が減ったように見せかけ現金をだまし取ろうとした疑いで2日、送検されました。
逮捕された5人のうち申請書類の作り方などを指南していたのは花岡容疑者だったことが警察への取材で分かりました。
一方、武藤容疑者は、札幌市を拠点とする「トクリュウ」=「匿名・流動型犯罪グループ」のリーダー格で、これまでも複数の事件への関与がわかっていて、警察が組織の実態解明を進めています。