お歳暮商戦がピークを迎えています。売れ筋の「贈り物」から、これからの年末年始の過ごし方が見えてきました。

 午前10時半の開店と同時に次々と訪れる客の目当ては「お歳暮」です。こちらのデパートでは先月9日から特設会場を開設し、およそ2000点のお歳暮ギフトを用意しています。

70代
「親戚に毎年魚介詰め合わせを贈っている」
会社経営60代
「チョコレートギフトやビール。もうやめますと連絡がきた会社もあったが最近戻った感じ」
80代
「(贈り先は)息子です。なんかハムがいいと言っていた」

 2022年の売れ筋ギフトを見てみると…。

札幌丸井三越PR担当 勝部正義さん
「10月の値上がりを受け実用品の注文が増えると予想していたが、すき焼き用の肉や焼き肉用の肉ですね。ぜいたく品の注文が増えている傾向がある」

 精肉部門の売り上げトップは「白老牛ロース肉すき焼き用」。海産品部門では「毛ガニ」と、高額ギフトが売れています。帰省を控える代わりにぜいたくなものを家族などに贈る人が多いと分析します。
 その一方で…。

札幌丸井三越PR担当 勝部正義さん
「最近、行動規制が緩和されたこともあり、今年は複数人で楽しめるようなギフトの受注が増えています」

 こちらも人気、鉄鍋付きのジンギスカンや海の幸の鍋セットです。3年ぶりの行動制限のない年末年始を仲間や家族と楽しんでほしい!と願う贈り主もいるようです。
 そして、こんな傾向も…。

札幌丸井三越PR担当 勝部正義さん
「こういった複数人で楽しめるギフトやぜいたく品を、『自宅用』に注文する人が非常に多い傾向にある」

 実家や自宅にお歳暮を送ったあと、となりのコーナーで「おせち」を注文する客も多いといいます。お歳暮ギフトセンターは20日まで開設しています。


12月2日(金)「今日ドキッ!」午後6時台