新千歳空港とタイのバンコクを結ぶ直行便が2日、2年9か月ぶりに再開され、さっそくタイからの観光客らが来道しました。
再開したのは、タイ国際航空の新千歳とバンコクを結ぶ直行便で、第一便が2日午前11時過ぎ、予定よ3時間ほど遅れて、約250人の乗客(搭乗率ほぼ100%)を乗せて、新千歳空港に到着しました。
新千歳とバンコク間の直行便は、10年前、北海道と東南アジアを結ぶ初の直行便として週3便で就航し、利用客の増加に伴って毎日運航に増便されました。
その後、コロナ禍の下で、2年前の3月から運休となっていましたが、2日、2年9か月ぶりに再開されました。
新千歳空港では、第一便の到着を前に、タイ国際航空の担当者らが会見して、期待を語りました。
タイ国際航空 日本地区統括 トリティ・サワディゴーンさんは「タイ人は雪景色にあこがれています。直行便の再開で旅行客の増加を期待し、北海道からの観光客の往来に期待しています」と述べました。
また、タイ国政府観光庁 東京事務所長 カジョンデート・アピチャートラクンさんは「約3年ぶりとなる直行便の再開は、率直にうれしい。日本からタイへの観光客がさらに増えることを期待しています」と語りました。
北海道エアポート 常務 富田秀樹さんは「海外との直行便がきのうから再開ラッシュを迎え、旅行客の増加に期待しています。それでもコロナ前の2019年のピーク時に比べると、5割程度の往来にとどまっているので、今後も北海道の魅力をどんどん発信して、利用者の増加を図りたい」と、今後のさらなる増便に期待を寄せていました。
直行便は毎日運航され、新千歳発は午前10時に出発して、バンコクに現地時間(=日本時間-2時間)の午後3時50分に到着するスケジュールで、バンコクへ向かう折り返しの第一便には、さっそく日本人観光客や里帰りする北海道在住のタイ人ら約180人(搭乗率およそ70%)が乗り込んでいました。
タイ国際航空によりますと、今月の予約率は、新千歳到着便については、すでに90%程度の好調な出だしとなっています。
12月2日(金)午後7時36分配信