23日午後、北海道日高山脈にあるカムイエクウチカウシ山(標高1979m)で、60代と70代の女性2人が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。

23日午後3時前、中札内村のカムイエクウチカウシ山で「川岸で人が倒れている」と登山者から警察に通報がありました。
警察のヘリコプターが捜索したところ、札内川の近くで倒れている女性2人を発見しました。

警察と消防によりますと、死亡したのは、埼玉県に住む小山千恵子さん(66)と、東京都大田区に住む亀井千代枝さん(78)の2人で、いずれも意識がなく、搬送先で死亡が確認されました。

2人が見つかったのは、カムイエクウチカウシ山への登山ルート上とみられていて、警察によりますと2人は衣服が濡れた状態で目立った外傷はありませんでした。
警察は、2人が川に流されたか、悪天候による低体温症などの可能性もあるとみて死因を調べています。
日高山脈のカムイエクウチカウシ山は標高1979mで、登山者の間では、“カムエク”と呼ばれ、日本二百名山のなかでも最難関の山の1つとされています。
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