一般のドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」が、札幌圏に続き、北海道伊達市でも始まっています。

 伊達市内のホテルに利用客を迎えに来たクルマをよく見ると、行燈がなく白ナンバーの自家用車です。

伊達のタクシー会社では、7月からライドシェアの運用を始めました。

 「ライドシェア」は、二種免許を持たない一般のドライバーが自家用車を使って、有料で乗客を運ぶ仕組みです。

洞爺湖温泉や北湯沢温泉は、インバウンドにも人気の高いエリア。

 しかし、バスやタクシーの運転手不足が課題で、解決策のひとつとして期待を寄せるのがライドシェアです。

 野口観光マネジメント 佐藤史人マネージャー
「タクシーを呼ぶのに30~40分かかっていたところ、ライドシェアならお客様をお待たせせずに配車できる」

 伊達ハイヤー 長澤直裕社長
「タクシー運転手と遜色ない能力を有した人たちが運転しているので、安心して乗ってほしい」

7月のサービス開始からの利用はまだ1件ということで、伊達ハイヤーでは今後、PRに力を入れたいと話しています。