9日未明、北海道北部の名寄市の畑で、腕と腹から血を流して倒れていた男性が見つかり、病院で死亡が確認されました。亡くなったのは、シカの駆除に出ていた70歳のハンターの男性と判明しました。

 男性が倒れていたのは、名寄市智恵文(ちえぶん)の市道から数百メートル離れた畑です。
 警察によりますと、9日午後11時半ごろ、名寄市に住む渡部義記(わたなべ・よしき)さんの妻が「70歳の夫が夕方、1人でシカの駆除に出かけたまま、夜になっても帰ってこない」と警察に届け出ました。
 捜索していたハンター仲間が9日午前0時半ごろ、市道にとめられていた渡部さんの軽トラックを発見。
 雪に残された足跡をたどってゆくと、市道から数百メートルの畑で、右腕と腹から血を流して倒れていた男性を見つけました。すでに意識がない状態で、病院で死亡が確認されました。
 着衣は、右腕部分が破れていて、体の近くでライフル銃が見つかりました。
 その後、亡くなったのは、渡部さんと判明しました。
 警察は、渡部さんのライフル銃が暴発した可能性があるとみて、死因などを詳しく調べています。

渡部さん発見の現場から数百メートルに駐車されていた、渡部さんの軽トラック

 4月9日(土)午前9時00分配信