◆女性教諭のご遺族のコメント

 6か月の停職処分とのことですが、娘の受けた被害や、お子さん方が受けた精神的・肉体的苦痛を考えると、あまりにも軽すぎる処分と言わざるを得ません。

 娘は、A校へ赴任して間もなく、当該教諭の児童への言動を目の当たりにしました。同じ特別支援学級の教諭として、大きな衝撃を受けたことと思います。

 ただA校では当該男性教諭の教育方針がまかり通っていて、逆に娘が目を付けられ、パワハラ被害を受ける結果となりました。また管理職や市教委へ行っても全く聞いてもらえないことにも絶望していました。

 今回の調査で、A校での体罰・不適切指導が認定されたとのことですが、氷山の一角に過ぎないと思います。

 当時速やかに男性教諭の言動を調査していれば、多くの児童が被害を受けることは防止できたと思います。

 また、娘が命を落とすこともなく、大好きな教員という仕事を続けられたのではないかと思うと、本当に無念でなりません。

 なぜもっと早く調査してくれなかったのか、その思いは一生拭えることはありません。

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