◆《殺処分ゼロが続く札幌市…保護団体との強い連携》
札幌市では『ねこたまご』と連携。ほかの保護ネコの団体とも情報を共有し、小さな命を守っています。
生後まもない子ネコに特化して、保護活動を続けて14年目。『ねこたまご』では、これまで2200匹を超えるネコを保護して、1900匹ほどが、新しい飼い主に巡り会えました。
『ねこたまご』のカフェを訪れた親子
(Q.きょうは猫ちゃんを探しに?)
『そうです。ネコOKの住宅を探して、5月に引っ越しました」
新しい飼い主の候補もこの日、『ねこたまご』を訪れていました。不妊手術やワクチンの接種、譲渡を受ける際の年齢制限のほか、引き取った後、一定期間、ネコの様子を報告するなど、飼い主になるためには、いくつもの約束事があります。
保護ネコを引き取ることを決めた人
「みんな困っているから、ネコも困っている、人も困っていると…。ちょっと力になれたらいいかなって感じですね」
行き場を失うネコを少しでも減らしたい。その一心で、活動は続けられています。
非営利型一般社団法人『ねこたまご』後藤志帆 代表理事
「動物を迎えて、最後まで飼ってあげられるかどうかをきちんと考えてから、家族として迎える、これだけを徹底していただきたい…と思っています」
たくさんの人の手が結ばれ、ネコたちの小さな命をつないでいます。