◆原告(父)のコメント
裁判所は、札幌市が長年にわたり娘に対するいじめを放置し続けたことによって、娘を死に追い込んだとし、札幌市の責任を認めたので、裁判所が提示した和解勧告に応じることにしました。

いじめによって命を絶った娘への代償は計りしれず、今回の和解で娘への償いがすべて終わったとは思えませんが・・・

今回和解が成立すれば裁判としては終わることになりますが、元担任を含め、学校の先生方、市教委、そして札幌市長には、娘を死に追い込んだことについて責任を自覚し、札幌市において、今後、二度と同じことが起きないようにしっかり対策をとっていただきたいと願っております。

◆原告(母)のコメント
娘の命は何物にも代えることはできません。

ですが、裁判所が、娘を死に追い込んだ責任は札幌市にあると認めたうえで和解勧告を行ったので、札幌市との和解に応じることにしました。

裁判としては、和解に応じるとしたことで終わるとしても、私たち家族にとっては、終わりはありません。

私は、娘にもう二度と会うことはできないのです・・・成長していく娘の姿をもう二度と見ることができないのです。このやりきれない思いが消えることはありません。

札幌市は、すでに和解に応じる意向を示していて、近日中に成立する見通しです。