■札幌地裁は原告の訴えを棄却
札幌地裁は去年5月、「日本手話で授業を受ける権利を保障する法律はない」などとして原告の訴えを退けていました。
13日、札幌高裁で開かれた控訴審の口頭弁論では、原告の女子生徒が日本手話で意見陳述しました。
■「日本手話は、私のろうとしてのアイデンティティ」
・原告の女子生徒
「日本手話は、私のろうとしてのアイデンティティです。聞こえる児童とろうの児童の学びたいという気持ちは同じです。学ぶ権利も同じです。言語を大切にしないのは言語を使う人の存在を大切にしないのと同じです」

女子生徒は、会見で胸の内を明かしました。
・原告の女子生徒
「私としては自分の意見、気持ちを裁判長に伝えて説明することが出来て少し安心しています」
控訴審は13日結審し、判決は9月11日に言い渡されます。
