4年前、札幌市で女子中学生がいじめを受けて自殺し、両親が札幌市に損害賠償を求めていた訴訟で、札幌市が和解する方針を固めたことがわかりました。
この問題では2021年、札幌市内の中学1年の女子生徒が「いじめを受けた」という遺書を残して自殺し、その後、第三者委員会の調査でいじめと自殺との因果関係が認められました。

女子生徒の両親は去年、教諭らがいじめに適切な対応をとらなかったとしておよそ6500万円の損害賠償を求め札幌市を提訴していましたが、関係者によりますと札幌市は両親の訴えを受け入れ6000万円を支払って和解する方針を固めました。

和解案には、札幌市から両親への謝罪も含まれていて、両親側も和解を前向きに検討する意向だということです。