■「この痛みは、死んだほうがいいかな…」
・合併症になった60代の男性
「夜は本当に寝られないくらい痛かったですね。この痛みは、死んだ方がいいかなと思うくらい」
この男性は2024年6月に帯状ほう疹を発症。3か月ほどで発疹はなくなりましたが、今も耐え難い痛みが残っています。
・合併症になった60代の男性
「この辺が、やっぱり今しゃべってて、痛さがくる。電気が走るという感じ。しゃべると息をするじゃないですか、そのときに肉が動いているので、そうすると痛いですね」
「仕事から家に帰ってきたら横になって、ごはんも食べられないくらい」
男性は、神経が損傷されたことで痛みが続く『帯状ほう疹後神経痛』と診断されました。
50歳以上で帯状ほう疹を発症した人の2割がなるといわれています。
・合併症になった60代の男性
「『3月いっぱいに治ればいいね』なんて言っていたが、治っていない。まだ痛いです。ひと言で言うと『なるものじゃないよね』って」

こうした合併症を含め、帯状ほう疹を予防する手立てのひとつが、ワクチン接種です。
これまでは任意での接種でしたが、国は2025年度から、65歳以上を対象に一部費用を負担し、ワクチンの定期接種を始めます。
・とよひら公園内科クリニック 藤本晶子 院長
「帯状ほう疹は、周りでひどい目にあってる人がいるので、(ワクチンを)多くの方が幅広く受けられるようになればいいと思う」
堀 啓知キャスター)
2025年度から、帯状ほう疹ワクチンが定期接種となり、接種料金の一部が公費負担になります。