気象庁は、警報級の現象が5日先までに予想されているときに発表される「早期注意情報」について、8日までの間に茨城、栃木、群馬、長野、静岡に「警報級の大雪」となる可能性、また山口、福岡、佐賀、長崎には「警報級の暴風」となる可能性があると発表しています。
また気象庁は、関東甲信地方、山口県を含む九州北部地方、九州南部・奄美地方に以下の気象情報を発表し、注意・警戒を呼びかけています。
【画像:3時間ごとのシミュレーション】

■大雪に関する関東甲信地方気象情報(3日午前6時8分発表)
関東甲信地方では、3日夕方にかけて、山沿いや山地を中心に大雪となり、南部の平地でも積雪となる所があるでしょう。
積雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒し、着雪に注意してください。
【気象概況】
3日夕方にかけて、本州の南岸に前線が停滞する見込みです。
関東甲信地方では、広い範囲で雨が降っており、山地では雪の降っている所があります。
3日夕方にかけて雨や雪が降る見込みで、山沿いや山地を中心に大雪となり、南部の平地でも積雪となる所があるでしょう。
前線は4日はじめには伊豆諸島の南に南下しますが、その後、前線上に発生する低気圧が東へ進むとともに北上するでしょう。
このため、4日昼過ぎから5日頃にかけて再び雨や雪の降る所がある見込みです。
【雪の予想】
3日午前6時から4日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
・関東地方北部の山地…20センチ
・関東地方北部の平地…5センチ
・箱根から多摩地方や秩父地方にかけて…5センチ
・関東地方南部の平地…3センチ
・甲信地方…20センチ
その後、4日午前6時から5日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
・関東地方北部の山地…30センチ
・関東地方北部の平地…15センチ
・箱根から多摩地方や秩父地方にかけて…10センチ
・関東地方南部の平地…5センチ
・甲信地方…20センチ
予想より地上気温が低くなった場合や、降水量が多くなった場合には、警報級の大雪となる可能性があります。
【防災事項】
関東甲信地方では、3日夕方にかけて、積雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒してください。
また、ビニールハウスの倒壊、架線や電線、樹木への着雪に注意してください。