5年前、北海道南部の道立江差高等看護学院に通う男子学生が複数の教員からパワーハラスメントを受けて自殺したとして、学生の母親が北海道に対し損害賠償を求めている裁判の初弁論が開かれました。

この裁判は、2019年、道立江差高等看護学院に通っていた男子学生が教員によるパワハラが原因で自殺したとして、男子学生の母親が学校の設置者である北海道に対し、約9500万円の損害賠償を求めているものです。

訴状などによりますと、男子学生はレポートの提出が1分遅れただけで留年させられたり、実習の指導を拒絶されたりするなど複数の教員からパワハラを受けていました。