札幌の奥座敷、定山渓温泉の紅葉スポット「豊平峡ダム」と乗り場を往復するシャトルバスに、新型の電気バスが導入され、1日運行が始まりました。

導入されたのは、BYD社製の最新型の電気バス「J6」。

定員は36人で、フル充電で約200キロ走行することが可能です。

エンジン駆動のバスと違い、二酸化炭素を排出せず、騒音も大幅に減らすことができます。

また車体は、子どもやお年寄りも乗り降りしやすい低床構造となっていて、最大速度は時速70キロですが、乗り場からダムまでの約2キロの道のりを時速30キロ以下でゆっくり移動します。

1日の出発式には、地元の定山渓保育園の園児約20人が招待され、新型車両の記念すべき最初の乗客として乗車しました。

バスを運行する札幌リゾート開発公社は、これまでハイブリッドバス4台を運行していましたが、新型の電気バス導入の狙いについて、より自然環境に配慮し、将来にわたって観光資源を守っていくことをあげています。

 

札幌リゾート開発公社の熊谷淳社長は「温泉、グルメ、様々なアクティビティを含めて定山渓を満喫していただきたい」と話し、これから本格化する紅葉シーズンに向けて、定山渓エリアの魅力をアピールしました。