3日早朝、北海道釧路市の阿寒湖で、男性2人がモーターボートで釣りに出たまま、行方不明になりました。4日に発見され死亡が確認された39歳の男性に続き、5日午後、もう1人とみられる男性が発見されました。男性はその後、死亡が確認されました。
3日午後7時20分ごろ、釧路市の阿寒湖で、地元の漁協から「釣り船が帰ってこない」と警察に通報がありました。

モーターボートで釣りに出た30代の男性2人が行方不明となり、警察などが4日午前4時半ごろから捜索し、午前4時40分ごろ、阿寒湖内の小島の近くで、男性1人を発見しましたが、その場で死亡が確認されました。
その後、死亡した男性は、不明になっていた2人のうちの1人で、札幌市西区の自営業、高田佳和さん39歳と確認されました。

さらに、5日午後1時43分ごろ、高田さんと一緒にいたとみられる男性も発見され、死亡が確認されました。
また、モーターボートは、小島から200~300メートル西側のところに沈んでいる状態で見つかっています。

高田さんともう一人の男性は、3日午前4時ごろ、他の友人3人と2隻のモーターボートに乗って湖畔を出発し、釣りをしていました。

しかし、2人が乗ったモーターボートは、昼ごろに目撃されたのを最後に行方がわからなくなっていました。

気象庁によりますと、阿寒湖畔では、3日正午すぎ、14.2メートルの最大瞬間風速を観測するなど、強い風が吹いていました。

警察は、死亡したのは、モーターボートで釣りに出たまま、行方不明になった男性2人とみて、身元の確認をすすめています。
