名古屋市は10月25日、南海トラフ巨大地震の発生から3日目を想定した図上訓練を行いました。

訓練は、2日前の朝に静岡県沖でマグニチュード9の地震が発生した想定で行われ、市のほか警察や消防、自衛隊などから約300人が参加しました。

生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」を前に、人命救助を最優先に考えた人員の配置や、情報伝達のシミュレーションなどが行われました。

また、生活再建に向けて「り災証明書」を発行する手順なども確認しました。

(名古屋市防災危機管理局 酒井雄一局長)
「学級で言うと1クラス分くらいで、大きな方針を決めていかないといけない。組織としての一番難しい部分を、どう乗り越えていけるかに着目した訓練」