杉本師匠の分析「追い込まれてからの藤井七冠もまた強い」
全国から注目される王座戦。藤井七冠の師匠、杉本昌隆八段を大石アンカーマンが直撃しました!

(杉本昌隆八段)
「やはり地元で指せるというのは、棋士にとって大きな喜び。藤井七冠も特別な思いがあると思う」
(Q. 地元対局のメリットは?)
「タイトル戦の場合は前日に(会場に)入らないといけないが、きのう(26日)の夜なら忘れ物をしたら一回家に取りに帰ることも一応可能だし、終わった後も楽でしょうし。地元はファンが多い。これは大きい(メリット)」
杉本八段はこれまで2人に名古屋での練習対局の場を提供し、切磋琢磨する姿を長年見守ってきました。

(杉本昌隆八段)
「ここまで1勝1敗というのは、両者持ち味を出している気がする。さすがに永瀬王座は藤井七冠の棋風を熟知している」
(大石アンカーマン)
「ここまではどっちが有利?」
(杉本昌隆八段)
「星(勝敗)の上では1勝1敗だが、永瀬王座が藤井七冠の強いところを出させないような展開に持ち込んでいる。藤井七冠が得意な展開というか、強い終盤力が出ない展開に持ち込んでいる。藤井七冠の先手番はびっくりするほど強いので、大きな期待はできる」
(大石アンカーマン)
「永瀬王座が勝ったらどうなる?」
(杉本昌隆八段)
「当然ながら星の上では藤井七冠は追い込まれる。今まで誰もみたことがない、先に追い込まれる藤井七冠を。ただ追い込まれてからの藤井七冠もまた強いのでそれはそれでまた面白い展開になる」
そして、対局とともに注目される「勝負めし」。藤井七冠の27日の昼食はあいち牛のハヤシライスに、名古屋コーチンの卵で作ったオムレツをのせたもの。地元の食材尽くしです!

一方の永瀬王座は「三河一色産うなぎのひつまぶし御膳」。王道の名古屋めしに、フルーツの盛り合わせを注文しました。王座戦第3局は27日夜には決着する見込みです。











