将棋の藤井聡太七冠が21歳での初白星です。北海道・小樽市で行われていた王位戦七番勝負の第3局で、佐々木大地七段に勝ち、タイトル防衛に王手をかけました。

25日から北海道・小樽市の老舗旅館「銀鱗荘」で行われていた王位戦第3局は、26日午後7時ごろに先手の藤井聡太七冠が131手で、挑戦者の佐々木大地七段に勝ちました。

王位戦は先に4勝すればタイトル獲得となり、藤井七冠はこれで開幕から3連勝。王位4連覇に王手です。

(藤井聡太七冠)
「どういった形で攻めを見ていくか、方針が定まらないまま指してしまったところがあった。第4局は後手番になるのでこれまで以上にしっかり準備していいコンディションで臨みたい」

一方、佐々木七段は追い込まれましたが初めてのタイトル獲得にむけて、巻き返しを狙います。

(佐々木大地七段)
「苦しい時間が長く続いてしまった。課題がいろいろとあるので、しっかりクリアして、いい状態で臨めるように切り替えたい」

先週、藤井七冠は誕生日前日に棋聖戦でも佐々木七段の挑戦を退け、棋聖4連覇で20歳を締めくくりました。

今回の21歳初対局でも白星を飾り、幸先の良いスタートを切りました。史上初の八冠獲得へ視界良好です!