名古屋でも猛暑が続いています。そこで、市民に少しでも涼んでもらおうと「避暑やすみスポット」なる場所が名古屋に現れました。
危険な暑さから身を守ってもらおうと市が動き出したのです。

25日も気温36℃を超え連日厳しい暑さの名古屋。
その対策としてお目見えしたのが、名古屋市にあるイオンモール熱田にできた「避暑やすみスポット」。

暑さをしのぐための公共の休憩場所です。「ひと休み」に関連づけ「避暑休み」と呼ぶことにしたそうです。
猛暑の中で外出中の人が一時的に休憩できる場所になります。イオンなどの協力で名古屋市が設置しました。
(市民)
「けっこう頻繁に来るので涼めますね」
「今日も暑かったのでうれしいです。こういうのがあればもっと利用したいなと思います」
少しでも市民に知ってもらおうと、イオンモール熱田ではPRが行われました。


(名古屋市健康福祉局 佐藤かおりさん)
「避暑やすみスポットのチラシやポスターなど出ている所が増えていくと思いますので、そういったところを上手に利用しながら熱中症対策をとっていただければ」

名古屋市はこうした区役所・大型スーパーなど暑さがしのげる場所を市内26か所で指定しました。
こうしたスポットは他にも…
瑞穂区役所ではクーラーの効いた建物内が24日から「避暑やすみスポット」として開放されています。
瑞穂区役所に特別に用がなくても利用できます。


(瑞穂区役所・総務課庶務係 廣瀬隆之さん)
「積極的に区役所を活用し、一時的に涼んでもらって体を回復してもらう」

さらに、天白区の「あるぷす薬局」も25日から「避暑やすみスポット」として協力します。
(名古屋市薬剤師会 矢野宗敏会長)
「薬剤師も時間があれば、体調や身近なことでご相談いただいてもいいのかなと思います」


こうした公共の場所での暑さ対策は名古屋市だけではありません。
先日チャント!でご紹介した蒲郡市の「涼みん」などもその1つ。市役所の涼しいロビーが開放されています。

このような公共施設や市民に身近な施設で行う「クールシェア」の取り組みは全国の自治体で広がりつつありますが、名古屋市の今回の取り組みは市をあげて行う初めての「熱中症対策」です。
(名古屋市・健康福祉局 佐藤かおりさん)
「一休みできる所が増えればと考えていますので、今後広げていきたいと思っております」

猛暑の時の不要不急の外出は避けてほしいと、気象庁なども呼びかけています。
暑さが命を脅かすものであるという認識を改めてしっかり持ちたいものです。