将棋の藤井聡太七冠が3連勝で防衛に王手をかけるか。

佐々木大地七段の挑戦を受ける「王位戦七番勝負」の第3局が北海道の小樽市で始まりました。


藤井七冠が佐々木七段から棋聖戦に続いて挑戦を受ける「王位戦七番勝負」。

第3局は25日午前9時に北海道・小樽市で先手番の藤井七冠から始まりました。


王位戦は先に4勝でタイトル獲得となり、藤井七冠は開幕から2連勝。

第3局で勝てば「王位」4連覇に王手となります。


(藤井聡太七冠:24日の会見)
「第1局、第2局と対局して収穫と課題それぞれ見つかったかなと思っているので。今まで以上に良い内容の面白い将棋にできるように頑張っていきたい」

(佐々木大地七段)
「藤井七冠の先手番は驚異的な勝率。そこを一つ破れるかというのは大きな課題。一つここで勝てば流れも変わるので精一杯頑張りたい」


戦いの舞台は港町・小樽を一望できる絶景スポットに立つ高級老舗旅館「銀鱗荘」。

(藤井聡太七冠)
「本当に対局室からの眺めも素晴らしくて、すごく集中して対局ができそうな所だと感じている」

対局室は最上階にある特別室で、窓の向こうには石狩湾や小樽市街の絶景が広がります。


「銀鱗荘 旧本館」と隣接するレストラン「グリル銀鱗荘」は、ことし「国の登録有形文化財」に指定されました。

2018年からの所有者は、北海道に本社を置く家具大手のニトリです。

(ニトリホールディングス 似鳥昭雄会長)
「小樽の宝物だと思う」

(北海道 鈴木直道知事)
「北海道の宝」