およそ3年ぶりの開催です。名フィルの「まちかどコンサート」が名古屋市中区の銀行で開かれました。

コンサート会場はATMのすぐ横。ここは三菱UFJ銀行名古屋ビルです。
名古屋フィルハーモニー交響楽団の「まちかどコンサート」は、14年前から、名古屋の各地でこれまで200回以上開かれてきましたが、コロナ禍で中断。18日は、およそ3年ぶりの開催となりました。


会場には、銀行に訪れた人や、買い物の途中の人など、およそ70人の観客が集まりました。
コンサートでは、アイネ・クライネ・ナハトムジークなどクラシックの名曲や、ミュージカル「キャッツ」から「メモリー」、映画「となりのトトロ」から「さんぽ」など、親しみやすい5曲が弦楽五重奏で演奏されました。

(訪れた人)
「間近で(演奏を)見ることが滅多にないのでよかったです」
「(今、子育て中で)こういった形で、街中で気軽に聞かせてもらえると、私もリフレッシュになるし、すごく楽しかった」


この日バイオリンを奏でた、名フィルのアシスタント・コンサートマスター、矢口十詩子さんは、「コロナ禍では、リモートでパソコンに向かって演奏することも多かった。観客の皆さんの反応を間近に感じられて、演奏者としてとてもうれしい」と喜びを語りました。

名フィルは今後、月一回は「まちかどコンサート」を開く予定で、ホームページでお知らせしていくということです。