12日、名古屋市中区の公園で高さ約15メートルの木が倒れました。
樹木の専門家が13日午前に現地を訪れ、木が倒れた原因を詳しく調査しました。

(樹木医・板倉賢一さん)
「支えている根っこがこれだけの大きい木に比べると今出ている根っこで『これではもたないよな』という感じはある」

12日、木が倒れた中区の千早公園では、13日午前中に樹木医が現場に入りました。

調査の結果、周辺の状況は東側にアスファルトの道路があり、反対側は公園内の歩道が木を挟む形になっていて、地中に木を支える根が横にのびていくだけのスペースがないまま成長していたことがわかりました。

(樹木医・板倉賢一さん)
「木そのもののバランスも悪かったと思う」

また、日が当たるのは主に東側からで木は東に向け斜めに傾きながら成長していました。

幹が腐っていた痕跡はありませんでしたが、名古屋市では12日午後3時頃に最大瞬間風速35.4mの強い風が吹いていて、この影響で木は学校のある東側に倒れたとみられています。